『添い寝』

今日も一護の家にお泊まりな冬獅郎
ご飯食べて、プレステやって、お風呂入って、にゃんにゃんして、お風呂入って…

『冬獅郎ー、一緒に寝ようぜ!』
『あ?ばぁか、誰がんなきゅーくつなコトすっかよ!』
『えー……、オレあったけーぜ?』
『何だよそれ……、付き合ってらんね、オレはもう寝るからな』
『ちょ…冬獅郎!』

これ以上無い位がっかりしたような声で『とーしろー…』と繰り返す一護を
無視して、冬獅郎は床に敷かれた布団に潜り込む
ベッドを奪ってやっても良かったのだけど、横に入られでもしたらうざい事この上無いので、さっさと少し小さめの毛布を身体に巻き付ける

『ちぇ…冬獅郎オレのこと好きなんだよな?』

とつぶやく声が聞こえたけど、聞こえないふり、寝たふりを来決め込む
(嫌いだったらあんなことしねぇよ……)なんて思いながら、1回目のお風呂の後の一護の手や舌を思い出して真っ赤になる冬獅郎

(もぅ寝よう…)
暫く目をつぶってじっとしていたらすぐに睡魔がやってきて
じきにすっかり夢の中へ誘われた

夜中 
『ん…ぅ…』
お風呂の後にジュースを飲み過ぎたのか強烈な尿意で目を覚ました冬獅郎
ふらふら寝ぼけた足取りでなんとかトイレへたどり着き なんとかかんとか用を足す
適当にパジャマをずりあげて 冷たい床にだんだんと意識が覚醒してしまう
白い息を吐きながら急いで足を動かす

一護の部屋に戻って冷えてしまった自分用の布団に立ち尽くして
ふと一護を見るとぐーぐー気持ち良さそうに眠っていて
(あったかいかな…)
と寝ぼけ頭で考えた冬獅郎
そっと一護の布団に手を入れてみた
冷たくなった冬獅郎の手にじわじわあったかさが伝わって来る

『……』

しばらくぼうっとそうしていたが ふと思い立ってごそごそ一護の布団に潜り込む
隣にはあったかい一護が相変わらずぐーぐー眠っている
あまりにも一護があったかくて すぐに眠気が襲ってくる
一護のぬくもりをたぐり寄せる様に一護の服にしがみつく冬獅郎

寝ぼけて思考がうまく働いてないから、
朝起きたらどんな事態になるのか
どんな顔して起きる事になるのか
自分が隣にいたら一護はどんな顔するのか

そんなこと考えるより眠くてあったかくて
一護のにおいが本当に心地よくて
冬獅郎はすぐに一護の隣ですーすー寝息を立て始めた

 

何を思ったのかいきなり隣に潜り込んできた冬獅郎がすっかり寝入ったのを確認した一護
そっと目を開けて自分の胸の当たりでかわいい寝息をたててる冬獅郎をを見つめる

何度見ても飽きない天使みたいなかわいい寝顔
あどけなくてまだまだ子供の寝顔
一護だけがじっと見ることを許されている寝顔

起こさない様にそっと冬獅郎の背中に腕を回して抱き寄せる
小さな身体が寝息に合わせて上下するのがむしょうに嬉しくて
冬獅郎の頭に頬を寄せて目を閉じてみる
暫くそうしていたら一護の腕が重いのか、
『…ん…』
少し冬獅郎が身じろいだ
慌てて腕をどける一護だったが
白い頬に影を落とす長い睫毛が震え
うっすら冬獅郎が目を開ける
焦点の定まらない瞳でぼうっと一護を見上げる

『あ…ごめん…起こしたか…?』
『……いち…ご…?』

ふわっと冬獅郎が微笑む
とんでもなく可愛らしい笑顔
こんな笑顔普段は絶対に見せてくれない

しかしまたすぐに綺麗な瞳は閉じられて、小さな寝息

静かな静かな部屋の中
一護の心臓だけが爆発しそうにうるさくて

 

 

うちのチビは基本笑わないのです
どんなことがあってもわらったり微笑んだりしないのです
楽しくてもぶーたれてるし
嬉しいと困った顔でw
でもそんなんじゃ一護さんが可哀想なので
寝ぼけてる時限定で微笑みますw